VoiceSpeechTeller（ヴォイスピーチテラー）　大場唯の『ドレミでわかる話し方セミナー』　レポート

独自性、即戦性、一生もの！のスキルを学べる唯一無二のセミナー

　都内会場で、TopMore所属のヴォイスピーチテラー（VoiceSpeech　Teller）大場唯による

セミナーが、「営業職社員の話し方向上のためのセミナーをぜひ」との企業様からのご依頼にて開催されました。大場式スピーチメソッドのそのユニークさと即効性が会場に大興奮をもたらす結果となりました。

大盛況を博した、大場唯の　『ドレミでわかる話し方セミナー』の様子を、ライター梅田京がハイライトでレポートします！

ヴォイスピーチテラー

VoiceSpeech　Teller　　　大場唯という存在

「わたしの経歴は、シンガーソングライター、ヴォイスディレクター、専門学校講師、そして議員秘書です」

さらりと放たれた大場唯講師の自己紹介に、会場内がどよめきます。参加者が手にしているレジュメの冒頭には　『１．VoiceSpeech　Tellerとは』　と記載されていますが、それも知りたいけど　『大場唯とは』　も気になる、そんな期待感でナチュラルに引き込まれる形でスタートしたセミナー。

「Voice　は　声、　Speech　は　話す、　それら聴覚表現において最大の効果をお約束できる大場式スピーチメソッドを、わたし大場唯がTeller、つまり、伝授する者として誠心誠意、お伝えします」

音楽活動や人材育成活動、マナーの最高峰の現場、これまでの経験を全通させて編み出された大場式スピーチメソッドを惜しみなく伝えたい、大場講師は笑顔でそう言います。スタイリッシュな容姿に加え、自信に満ちた話し方、さらに真摯な物腰、会場の空気はすでに、大場講師への信頼感に満ちだしています。前のめりの姿勢で話を聞く参加者が多数。

【前半・座学講義】　良い声＝意識、声の印象の重要性は計り知れない

「ご自分の声がどのように伝わっているかを意識していますか？　どう伝えたか、ではなく、どう伝わったか、をです」　大場式スピーチメソッドのキーワード、それは　『意識』　だと、大場講師は強く主張します。

意識とは、闇雲な努力や大層なトレーニングを積むことではなく、とにかく自分の声と向き合うこと！　

そのために大場講師から説明された必須知識をまとめると

第一印象を決める上で、話し方の占める割合はなんと４０％弱！
話し方の悩みは６つの要素をおさえればすべて解決する！
声と話し方は、洋服や靴など外部を整えるよりもはるかに自分自身の魅力の底上げにつながる！

端的にいうと、自分の声に向き合わないことは自己主張において一生の損になってしまうということですね。自己主張も、自己プロデュースも、自己管理も、話し方を変えるだけでたちまちプラス方向へ大転換するそうです！　意識の高い参加者の目の色が変わります。知っているようで知らなかった、意識をしているようでしていなかった、そんな情報や気づきに確実に触れられる大場講師の座学講義でした。

【後半・実践講義】　自分の声に起こる奇跡に呆然！

　「では、自分の声に徹底的に向き合っていきましょう。意識すべきポイントはすべてお教えしますので、まずは無意識の声を知ることから始めましょう！」

いよいよ実践です。話し方の印象を決める６つの要素のうち、今回は音程（音の高低）に焦点をあてていきます。どうなんでしょうか、いきなり専門的な実技が始まってしまうのでしょうか……

「おはようございます。

○○会社の△△と申します。

よろしくお願い致します」

いざ実践に体当たり参加となることに緊張が走る中、ホワイトボードに書かれたのは、これだけ。

「これだけです。これを無意識で声にしてみてください」　大場講師の言葉に、少し安堵の雰囲気の会場。

早速、ひとりずつ、各々のスマホの録音機能を使用して、無意識の声の記録をおさめます。

実践の流れとしては

録音
分析
改善

と、レジュメに記されています。さて、①　録音　まではシンプルに進んできましたが、ここからが……

②分析、③改善。ここから、大場式メソッドのユニーク性と即戦性が発揮されるのです！

　４０代のダンディな男性参加者、堂々と、はきはきと声を出します。

「おはようございます！　○○会社の△△です！　よろしくお願い致します！」

この方の無意識の声は、このままでも好印象！

その録音音声を再生する大場講師。『おはよう……』　

「はい、お！　お～～～♪　　△△さんの、お、はG#(ソ＃)です。２音下げてみましょう」

「え？」

「鍵盤で音をお取りしますね。お、お、お、この音です」

「お、お～～～……？」

「はい、その音です！　お～～～♪　おはようございます！」

「おはようございます！　○○会社の△△です！　よろしくお願い致します！」

一同、驚愕でした。一瞬の静けさのあと、拍手までが沸き起こりました。

　もとのお声のままでも充分に素敵だったこのダンディな参加者の声が、また何倍も渋く、落ち着きと余裕のある、艶やかな響きのお声に変化しました。

無意識の声と、大場講師のレクチャーする個々に最適な音程（ドレミでわかるセミナー、の名前の由縁ですね）を意識して録り直した声。その聞き比べをすると、全員の声が驚くほどに好変化していました。本人にも、何が起こっているのか少し理解が追いつかないほど、けれど、間違いなく、自分の声。音程の意識だけでこうまで声が変化する事実に、セミナーの開始時には大場講師についての興味で前のめりをしていた参加者の全員が、今度はいつのまにか、自分の声を意識することに前のめりで夢中になっていました。

　この後も基本の呼吸法、ブレスコントロールの実験、リズム取りのコツなど、次から次へと驚きと興奮の実技講義が続きました。大場講師の基軸理念、声のどの部分を向上させるために、また、どんなシーンで使うために、そして、何をだれに伝えるために、自分の声のどこを意識すべきかということへの具体的で的確な指導が続いていきました。